
六本木駅から歩いて数分、交差点の喧騒を少しだけ抜けた場所にあるエンパイアステーキハウス六本木(住所:東京都港区六本木6-7-11 1階/カンデオホテル1階)は、まるで古き良きニューヨークのステーキハウスを現代の東京に、まるでそのまま移転させたかのような佇まいを感じさせてくれます。
店内に足を踏み入れれば、アメリカらしい豪華なシャンデリアとアールデコを思わせる装飾が目に入ります。1920年代の禁酒法時代にジャズとステーキで酔いしれたニューヨーカーたちの時間が流れている感じです。
創業の背景には、ニューヨーク・マンハッタンで名を馳せたステーキハウスの流れを汲むオーナー/シェフの情熱のたまものです。素材・焼き・サービスのすべてを研ぎ澄ませることで「ただ肉を食べる」以上の体験を創り出しており、その流れが日本においても変わることなく受け継がれているとのことです。
店のコンセプト
最高級の肉を最高の状態で提供しながら、訪れた人が「物語の主人公」になるような時間を演出すること。記念日や大切な場面でも、このお店を「選んで良かった」と感じてもらえるようなお店作り。
エンパイアステーキハウス六本木は、未来の食体験を先取りするステージを理想としています。

ステーキの哲学
エンパイアステーキハウス六本木のステーキは、創業者であるシナナイ兄弟が25年以上かけて学んだ「肉を極める哲学」が息づいています。ニューヨークの伝説的ステーキハウス「ピータールーガー」で修行を積み、肉の見極め方、熟成の呼吸、火入れのタイミングを体で覚えた彼らにとって、ステーキは科学であり芸術なのです。
素材選び
使用されるのは、アメリカ農務省(USDA)が定める格付けで最上位の「プライムグレード」に分類されたブラックアンガス牛。中でも、アメリカ・アイオワ州の「Iowa Premium」で育てられた牛は、広大な穀倉地帯で穀物をたっぷり与えられ、自然の中で育った理想的な肉質だそうです。その中からさらに厳選された個体のみを、チルド(冷蔵)状態で日本へ輸入。冷凍せずに運ぶことで、旨味や香りを逃しません。
お肉が日本に届いた後
お店に届いた後も、すぐに調理はしません。専用の熟成庫で約28日間のドライエイジングを行い、肉の繊維がやわらかく、香りが深くなるのをじっと待ちます。熟成が進むにつれ、肉の中の酵素が働き、うま味成分が倍増していくためです。お肉が最高に美味しくなるまで待つ!この「待つ技術」も、エンパイアステーキハウスの真髄。
お肉の焼き方
焼きの工程では、ニューヨーク本店から取り寄せた特注のブロイラーを使用しています。表面を900度の高温で一気に焼き上げることで、香ばしいクラスト(焦げ目)が生まれ、内部の肉汁を閉じ込めます。外はカリッと、中はジューシー。ナイフを入れた瞬間に立ちのぼる香りと、じゅわっと溢れる旨味が五感を刺激します。
ハッキリ言ってこれは美味い!!!!!
この完璧な火入れを可能にしているのは、温度計ではなく、職人の卓越した匠の感覚です。焼いているときに出る音、香り、肉の表面の張り方。わずかに変化していくお肉の勇敢な姿を感じ取り、猛火から上げる一瞬の判断で味が決まります。どんな最新の機械よりも、人の目と勘こそが最高の調理器具なのです。
「最高の肉を、最高の状態で」。その言葉を軽々しく使わないために、彼らは今日も厨房で汗を流しています。汗は言いすぎでしたw いずれにせよステーキ一皿に込められた哲学は、それを食す人の記憶に確かに残り、明日への活力になるわけでです。これこそが、エンパイアステーキハウス六本木の物語です。

名物料理の魅力
エンパイアステーキハウス六本木を代表する一皿といえば、「エンペラーステーキ」。その名の通り「王のステーキ」と呼ばれるにふさわしい美味しさです。
シャトーブリアンとサーロイン
一枚の皿の中に、2つの異なる部位が共演します。中央のやわらかなシャトーブリアンと、周囲の旨味豊かなサーロイン。まるで性格の違う2人の王が同じ舞台で共鳴するように、お口に入れた瞬間、繊細さと力強さが融合します。脂の甘みと赤身の旨味、その両方を完璧なバランスで味わえるのが、エンパイアステーキの異次元級の醍醐味です。
ステーキの厚みは約4センチ
900度の炎で表面を焼き固めたあと、じっくりと中心まで熱を通すため、外は香ばしく、中は驚くほどしっとりとした食感に仕上がります。ナイフを軽く押し当てるだけで切れるほど柔らかく、噛むほどに旨味があふれ、ワインをひと口含むたびに味わいが深まっていきます。
ポーターハウスステーキ
もうひとつの人気メニューが、2〜3名でシェアできる「ポーターハウスステーキ」。T字型の骨を境に、片側はフィレ、もう片側はサーロイン。異なる食感を同時に楽しめる構成で、大人数での食事会にも最適です。まるでニューヨークのステーキハウスで食事をしているような満足感が得られると思います。
ジャンボシュリンプやロブスター
前菜にも妥協はありません。「シーフードプラッター」は、ジャンボシュリンプやロブスター、旬の生牡蠣を贅沢に盛り合わせた華やかな一皿。特製のカクテルソースや西洋わさびを添えることで、海の香りをそのまま引き立てます。
エンパイアサラダ
そして忘れてはならないのが、「エンパイアサラダ」。焼きたての角切りベーコン、トマト、オニオン、ジャンボシュリンプが混ざり合い、ボリュームがありながら軽やか。肉料理の前に食べると、香ばしさと塩味が味覚を開き、ステーキの旨味を一段と引き上げてくれます。
コース料理
コース料理には、これらの人気メニューがバランスよく組み込まれています。前菜、サラダ、メインステーキ、サイドディッシュ、デザート、そして香り高いコーヒー。どの一皿にも「最高のメニューを最適な順番で食していただきたい」という気持ちが込められています。順序にも意味があり、軽やかな海鮮から始まり、塩味で締め、肉の旨味でピークを迎える。最後にデザートとコーヒーで余韻を整えていただきます。
ワインとドリンク
日本国内でも屈指の規模・4つの大型ワインセラー
エンパイアステーキハウス六本木のもう一つの魅力は、ステーキに寄り添うワインの世界です。店内には4つの大型ワインセラーがあり、常時約270種・1000本以上のワインが丁寧に管理されています。これは、ステーキハウスとしては国内でも屈指の規模です。ワイン好きの人たちが、この店を特別視する理由の一つになっています。
ラインナップ
ラインナップの中心は、カリフォルニアワイン。とくにナパ・ヴァレー産の赤ワインは、熟成肉との相性が抜群です。果実味が豊かでありながら、タンニンの質が滑らかで、ステーキの旨味をやさしく包み込みます。メルローやカベルネ・ソーヴィニヨンなど、力強い品種を中心に、グラスから漂う香りは肉の香ばしさと重なり合い、食欲をさらに引き立てます。
白ワイン
白ワインも充実しており、シャルドネをはじめとする芳醇なラインが、シーフードや前菜と心地よく調和します。特に「シーフードプラッター」には、ミネラル感のある白を合わせると、牡蠣やエビの繊細な甘みが一層際立ちます。
ソムリエ
ワイン選びに迷ったときは、常駐するソムリエに相談すると良いでしょう。料理とのバランスだけでなく、ゲストの気分やシーンまで考慮して、最適な1本を提案してくれます。食事中のペアリングだけでなく、デザートや食後酒までを含めた「流れ」としての楽しみ方を教えてくれるのも、この店ならではの強みです。
カクテルやウイスキー
バーカウンターで楽しむカクテルやウイスキーも人気です。熟練のバーテンダーが作るクラシックカクテルは、禁酒法時代のアメリカを思わせるような一杯。マンハッタン、オールドファッションド、マティーニ――どれもステーキの余韻を引き締める上質な味わいです。
アサヒスーパードライの「SUPER COLD」認定店
さらに特筆すべきは、アサヒスーパードライの「SUPER COLD」認定店であること。4℃以下に冷やされたビールは、口当たりが軽く、ステーキの後味をすっきりと整えてくれます。冷たいビールのキレと、焼きたてステーキの熱が交わる瞬間は、誰もが笑顔になるひとときです。
フリーフロー付きのコースでは、ワイン・ビール・ウイスキー・カクテル・ソフトドリンクを心ゆくまで楽しめます。飲み放題という言葉のイメージとは違い、一つひとつのドリンクが丁寧に提供されるため、上質さを保ったまま会話が弾みます。
店内デザインと雰囲気
映画『華麗なるギャツビー』のワンシーンのような世界
コンセプトは、禁酒法時代のニューヨーク。華やかさの裏にあった大人の遊び心と、自由を求める人々のエネルギーをデザインで表現しています。赤みを帯びた木のテーブル、革張りのソファ、クラシカルな絵画、シャンパンの泡のように煌めく照明。それらが重なり合い、映画『華麗なるギャツビー』のワンシーンのような世界を作り出しています。
人の声が反響しすぎないように壁材や天井の設計に工夫
メインダイニングは、広々とした空間にゆったりと席が配置され、隣との距離感が絶妙です。人の声が反響しすぎないように壁材や天井の設計に工夫が施されており、どんな時間帯でも落ち着いて食事を楽しめます。ランチでは自然光が差し込み、ディナータイムになると照明が落とされ、まるで劇場のように空間の色温度が変化します。
バーカウンター
バーカウンターは、まさにひとりでもふらりと立ち寄れる大人の隠れ家のようです。琥珀色の照明がグラスの中のお酒をゆっくりと照らし、バーテンダーが氷を割る音だけが静かに響きます。仕事帰りに一杯だけ飲む人もいれば、大切な人との待ち合わせでグラスを傾けるゲストもいます。
8名・10名・20名個室も完備
個室も完備されており、8名・10名・20名と用途に合わせて利用できます。接待や記念日、家族の集まりなど、プライベートな空間を求める人にとって理想的な設計です。個室の照明はやや柔らかく、外の喧騒を遮断しながらも、どこか華やかさを残しています。
店内には控えめにジャズ
そしてもう一つの魅力が、音の演出です。店内には控えめにジャズが流れ、会話の邪魔をせず、場の空気を穏やかに整えます。BGMのボリュームは時間帯によって微調整されており、昼は軽やかに、夜は深みのある音色に変化します。
この空間には「非日常」と「安心」が共存しています。
人気と評価
エンパイアステーキハウス六本木は、開業以来、食通や業界関係者の間で「本物を味わえるステーキハウス」として高い評価を得ています。数ある高級ステーキ店が並ぶ六本木の中でも、この店が特別な存在として語られる理由は、料理・空間・サービスの三拍子が揃っているからです。
料理のクオリティ
まず、料理のクオリティにおいては、アメリカ本国の味を忠実に再現しつつ、日本人の繊細な感覚にも合うよう微調整がされています。肉の熟成方法、火入れ、提供温度のすべてが綿密に計算されており、「一口ごとに感動がある」と評されるほど。食べログではステーキ・鉄板焼きのジャンルで百名店に3年連続選出されており、味への信頼はゆるぎありません。
空間
さらに、空間へのこだわりも口コミ評価を押し上げています。六本木の中心という立地ながら、店内は驚くほど落ち着いており、ビジネス利用や記念日に最適。実際のレビューでも「近隣のステーキハウスより落ち着いて食事ができる」「客層が上品で安心できる」という声が目立ちます。特に、ウルフギャングやルースズクリスと比較しても、華やかさよりも品の良さを求める人に選ばれる傾向があります。
サービス
サービス面もこの店の強みです。スタッフは一人ひとりの来店目的を理解し、距離感のある接客を心がけています。常連のお客様には好みの焼き加減を把握し、初来店の方には丁寧に説明を添える。こうした細やかな心配りが、特別な時間を求める人々の心を掴んでいます。外国人ゲストへの対応も慣れており、英語での案内も自然。海外の方を招く際にも安心して利用できると評判です。
メディア掲載実績
メディア掲載実績も多く、国内外の雑誌やグルメサイトで「ニューヨークの味をそのまま東京で味わえる店」と紹介されています。特に、安倍晋三元首相がトランプ大統領との会食翌日に訪れたという逸話は、多くの食通の記憶に残りました。政治・経済・芸能界など、幅広い業界の著名人が訪れる店としても知られています。
リピート率の高さ
そしてもう一つの強みが、再訪率の高さです。口コミの中には「年に一度は必ず行く」「大切な人を安心して連れて行ける」といった言葉が並びます。高級店でありながら、どこか家庭的な温かさがある。それが、エンパイアステーキハウス六本木のリピーターを増やしている理由です。
実際、星や点数だけでは語れない魅力があると思います。
利用シーン別ガイド
エンパイアステーキハウス六本木は、どんな目的で訪れても、その場にふさわしい時間を演出してくれるレストランです。高級感がありながら堅苦しくなく、華やかでありながら居心地がいい。その絶妙なバランスが、多様なシーンで選ばれる理由です。
記念日や誕生日
最も人気の高い利用シーンは、やはり記念日や誕生日。コース料理の流れはゆったりとしており、ステーキの登場までに少しずつ気分が高まるよう計算されています。予約時に伝えておくと、デザートプレートにメッセージを添えてくれるサービスもあり、サプライズ演出にも最適です。スタッフの対応が自然で温かく、特別な日でも緊張せず楽しめます。
大切な人と
店内の照明は時間とともに変化し、夜は一段とロマンチックな雰囲気に包まれます。シャンデリアが反射する光の粒がテーブルを柔らかく照らし、ワインのグラスが宝石のように輝く。隣の席との距離もほどよく、2人だけの空間が保たれます。スタッフも空気を読みながら静かにサーブしてくれるため、会話の流れを邪魔しません。食後のカクテルやデザートまで含めて、映画のような夜を過ごせる場所です。
接待やビジネスディナー
六本木という立地と、格式のある内装、そして確かな料理品質。この3つが揃っているため、接待や会食でも安心して利用できます。個室は遮音性が高く、重要な商談や初対面の相手との打ち合わせにも最適。料理の提供テンポも絶妙で、話が盛り上がるタイミングを見計らってサーブしてくれるあたりに、経験の深さを感じます。英語対応ができるスタッフが常駐しており、海外のビジネスパートナーを招く際にも信頼できます。
ファミリー・お子様連れ
高級ステーキハウスとしては珍しく、ベビーカーのまま入店が可能。お子様用の椅子やキッズメニューも用意されており、家族でのランチやお祝いにも人気があります。周囲への気配りが感じられる接客で、初めての外食記念にもぴったりです。口コミでも「家族連れでも安心」「スタッフが子どもに優しい」といった声が多く見られます。
企業イベント・パーティー
立食時には約150名まで対応できるパーティールームを備えており、企業の周年記念やレセプション、ウエディングの二次会にも利用されています。音響設備やスクリーンも用意されており、フォーマルにもカジュアルにもアレンジ可能。料理・ドリンクの質を落とさず、イベント全体を格上げしてくれるお店です。
このように、エンパイアステーキハウス六本木は、どんな目的でも「最適解」になり得るレストランです。静かに語りたい夜も、仲間と乾杯したい夜も、家族で笑顔を交わす日も。どの瞬間にも似合う雰囲気があります。
いかがでしょうか?食べたくなったでしょ?
