お客さんの隣で接客することにとまどっていた彼女
ガールズバーはカウンター越しの接客です。
一方でクラブはお客さんのすぐ隣に座ることがほとんどです。彼女は、この距離感の違いに最初は戸惑っていましたが、特に抵抗感はなかったそうです。
隣に座って話すのでお客さんとの距離はかなり近くなりますが、思ってたように近すぎるような感じにはならなくすぐに慣れたそうです。
ムリに盛り上げないといけないわけでもなく、自然帯で明るく接していれば、お客さんが感じ良くしてくれて助かりますとのことでした。
貴女がもしクラブで働くなら、クラブの仕事が、それほど難しくないことにすぐにわかるはずです。
背伸びをせずに素直な返答を心がけた彼女
彼女は、クラブで働く前に、いろいろと下準備のために書籍などを読んで勉強したそうですが、そのどれもがチンプンカンプンだったそうで、そのうち読むのをやめたそうです。
それで、働いているうちにいろいろ覚えればいいに違いないと、頭を切り替えたそうで、実際それは当たってました。
彼女が知ったことは、クラブに来るお客さんのほとんどは年齢層が高く、仕事の話や難しい話題が出ることがあっても、その内容に対して焦る必要は決してないということ。
彼女は最初、会話を止めないようにと、知っているふりをして相槌を打っていたそうです。
ですが、けっきょく話が行き詰まったりして自分が苦しくなるだけだということがわかったそうです。
内容を理解していないまま、的外れな話で返しをしてしまい、気まずい空気になったり、バカにされそうになったりしたので、じょじょに分からないことは素直に聞くようになったそうです。ところがその方がスムーズに話しができるようになったそうです。
きっと、お客さんにとって、自分の話を真剣に聞いて興味を持って質問してくれるのは気分がいいものなんですね。
知ったかぶりもやめたことで、お客さんとの会話は途切れなくなったそうです。教える側と教わる側という関係が自然にできあがり、自然に場内指名をもらえるようになったそうです。
人気のある先輩の接客スタイルを真似てみた
彼女はまず、できる限り働いている女性の接客がどういう感じなのかを少しでも観察することにしたそうです。
お客さんからの指名が多い女性は更衣室の順位表を見れば一目瞭然なので、上位の数名を追いかけたそうです。
誰かにアドバイスをされるよりも、実際に見る方がよっぽどわかりやすかったそうです。
でも、肝心の会話内容まではわからないことが多く、遠目からみたり、一緒の席でなんとなく見ていただけだったそうです。
もちろん、自分も接客をしているので、自分のことで手いっぱいで他の人の接客を見ている余裕なんてありません。これは毎日の仕事の中で、根気よく続けていくしかないと思ったそうです。
彼女は、最初単純な動きを真似たことでした。お酒を作るタイミングや、灰皿を交換するしぐさ、お客さんがタバコを出した時の動きなど、本当に基本的なことですが、決して目立つような接客をするのではなく、まずは基本となる行動をそのまま自分に取り入れたそうです。
最初は少しぎこちない部分もありましたが、繰り返すうちに自然な動作になったそうです。
貴女もクラブで働くことになったら、少しでもいいので観察したら何か気づけるかもしれません。
指名客が増え始めたきっかけ
これまでの基本的なことを地道に続けたことで、彼女の接客には落ち着きが出てきました。同時に、彼女の接客を見ていて、黒服から見ても彼女から安心感が伝わってきました。お客さんに自信をもってオススメできますね。
「あの子、つけてほしい」という声が多くなりました。
それはお客さんからもそうですが、ママや係からの方が多かったでした。
彼女に居心地の良さを感じるお客さんが少しずつ増えていったのです。
貴女も最初から指名を取ろうと焦る必要はありません。日頃の姿勢によって自然と結果はついてきます。
おまけ・続けることが一番は本当?
彼女が実りの多い結果を出せた一番の理由は、結局のところ辞めずに続けたことだと思います。最初から誰もが素晴らしい好成績ってわけにはいかないと思います。
ガールズバーとの接客の違いに戸惑うこともあるかもしれませんし、ましてや、来店している客層がかなり変わるので、当初は何を話せばいいか分からないというのもあるでしょう。
そこで数日で辞めてしまうか、まずは数ヶ月続けてみるかで結果は大きく変わると思います。
彼女が心掛けたことは、休まずに出勤を続けて、少しずつ自分の接客を磨いたことだと思います。
すぐに自分が満足する結果が出なくても、焦らずに目の前のことに取り組んだのです。
お店に慣れ、お客さんの顔や好みをメモしたり、自分のペースを掴むにはどうしても時間を必要とします。これはどの営業職にも共通することだと思います。
黒服として何人もの女性を見てきましたが、最初からすべて上手くこなせる人など誰もいませんでした。たとえ初速が早くても、その後落ちたり、波に苦しんだり焦ったり、順風満帆とはいきません。一瞬「あの人はなんであんなの調子が良いんだろ」など思うかもしれません。しかしそれは、その人の人生の中のほんの一瞬を切り抜いた状況にすぎません。それは貴女にもあるはずです。
ですから、貴女ももし夜の仕事をするなら、焦る必要はありません。
