「水商売だけは絶対にやらない」そう考えていた女性が、ふとしたきっかけで夜の世界に足を踏み入れてしまうことはよくあることです。
たとえば、友達からの紹介や、生活の中で避けられない出費、知人に声をかけられたこと、あるいは軽いノリなど…。最初は一時的なつもりで始めたとしても、気づけば何度もお店に出勤し、結果的に本業になっていたというケースも珍しくないのです。
この前編では、思いがけない入口から水商売を始めた女性たちのリアルなきっかけをご紹介します。「友達がやっていたから安心できた」「急な出費で背に腹はかえられなかった」「知人に誘われて体験入店したらいきなり場内指名をもらった」「ノリで始めたら気づけば本業になっていた」…。誰もが同じ道を歩むわけではありませんが、始めるきっかけは意外と身近なところにありそうですね。
友達がやっていたから
水商売を始める理由の一つに「友達がやっていたから」というものがあります。
実際、クラブローゼでも新人の多くがこのきっかけで扉を開きます。身近な知人が働いていると、未知の世界に対する恐怖心が和らぎ、安心して一歩を踏み出せるのだと思います。
よく聞く声としては、ネットでは分かりにくい部分が友達から直接聞けるからこそ「危ない仕事なのでは」という先入観が消えやすいのは確かだと思います。週3回の勤務でも月に30万円~40万円程度の収入になることも多く、昼職の収入不足を埋める手段としても現実的だと感じる女性は少なくありません。
一方で、スタッフとしてよく目にするのは「友達と同じお店で働くことで起きる難しさ」です。自然と競争してしまったり、お客の取り合いなどが生じれば、人間関係に微妙な影響が出たりします。友達と無理にシフトを合わせたりすると、自分のプライベートなスケジュールが乱れ、体力やメンタルが消耗して続けにくくなったり…。友達がいる安心感はあるものの、逆効果になるケースもありました。
なんにせよ、友達がやっていたから始めるというのは水商売への入口としては定番で、かなり自然な流れです。ただし、場合によっては、別々のお店で働く方がベストな選択になりそうです。自分の判断基準を明確に持つことも大事で、結果その後のキャリアが大きく変わると思います。
急な出費で急遽アルバイト
応募される理由で多いのは、突然の出費のためです。代表的なのは「家賃や引っ越し費用の不足」「急な旅行や留学費用」「結婚式や冠婚葬祭でのご祝儀・ドレス代」「美容や治療の高額な支払い」など。日常生活の中で避けられない出費に直面し、短期間で資金を確保する手段として、水商売を選ぶ女性は少なくありません。
週3日で30万円~40万円の収入なら、急な資金ニーズに対応できます。水商売が初めての女性でもすぐに勤務が可能です。送りもあるため、深夜帰宅の不安もありません。
意外と多いのは「クレジットの支払いが間に合った」「どうしても欲しいものが買えた」といった声が多く聞かれます。急場をしのぐ手段としては非常に合理的であり、短期で必要な金額を埋められることが大きな魅力です。ただし、想定以上に稼げることで継続して働きたくなる人もいます。その場合は、当初の目的を忘れず「どこまで働くか」を自分の中で決めておくことが重要だと思います。
知人に誘われてやってみた体験入店初日に場内指名が入った
六本木クラブローゼでも多いのが「知人の紹介で軽い気持ちで体験入店したら、思いがけず評価された」というケースです。知人や先輩から声をかけられると安心感があり、接客経験のない女性でも「稼げるなら挑戦してみよう」と決断しやすい傾向があります。
体験入店では、最初から高度なトークスキルは求めることはしません。
実際、お客さんのほとんどはフィーリングを見ています。緊張している様子もかえって新鮮に映ることもありますし、学生生活や趣味の話題など、等身大で話せるテーマがあれば十分に接客が成立したりします。その過程で「あとで、この子を席に戻してあげて」となれば、初日から場内指名につながることもあります。
初めての体験入店で場内指名をいただけると、女性にとって大きな自信になります。金銭的な評価以上に「自分の存在が価値として受け止められた」という実感が、次の一歩を踏み出す力になるのです。実際、体入で偶然にも指名をもらったことをきっかけに、レギュラー勤務へと進む女性は少なくありません。自己肯定感が高められると人生は自然と好転すると思いますし、実際にこれまでに、そういう女性をみてきました。
やはり「小さな成功体験が継続の理由になる」という点が大きいと思います。場内指名は数字としての成果であり、適性を感じさせる明確な指標になります。もちろん全員が初日からうまくいくわけではありませんが、クラブローゼとしても、最初の一歩での評価がその後のモチベーションに直結する場面を数多く見てきました。
ノリでやってみたら本業に
入店する女性の中には、当初はまったく夜の仕事に興味がなく、「自分には関係ない世界」と思っていた女性は、けっこう多くいます。ところが、友人からの誘いや飲み会での一言をきっかけに「試しに体験入店してみよう」と軽い気持ちで応募し、そのまま働き始めるケースが多いです。
また、近年は「夜の水商売」に対する偏見が薄れていると思いますし、稼いでいれば正義で優勝!っていう風潮も多い気がしますし…。
なんにせよ、新人さんが驚くのは、想像よりも接客が「簡単」という点です。最初から深い会話や高度なトークを求められるわけではなく、自然に答えたり、笑顔でリアクションを返していれば、なんとなく仕事ができてしまうからです。緊張も最初だけで、3日目にはもう慣れていた女性もいました。
思っているよりも、働きやすいと思っていただけると思いますよ。
軽い気持ちで数回の体入を重ねるうちに、だんだん場慣れし、話題の引き出しを増やす女性は多いです。雑誌やニュースから情報を仕入れ、少しずつ会話に自分から入れるようになると、自信がつき、自然に指名が増えてきます。それが収入につながります。気づけば「副収入のつもりが本業以上に稼げていた」という状況を経験する女性も珍しくありません。
それはそうと、昼職の給料と比較すると、「企業の初任給20万円前後より、六本木で得られる30〜40万円以上の収入の方が現実的」と考えてしまった…と語ってくれた女性がいました。その女性はローゼを本業に切り替えました。ノリで始めたつもりが、結果的に仕事の転換点になる。これも六本木クラブローゼで実際に起こるパターンだと思います。
まとめ
水商売を始めたきっかけは多岐にわたりますが、友達や知人の存在が安心材料になったり、急な出費が背中を押したり、ノリで始めたことが後に大きな転機になったり。どれも特別な決断というより、日常の延長線にある小さな選択から始まっていると思います。
共通しているのは、最初のきっかけは偶然や成り行きでも、続けるかどうかを決めるのは自分自身。試しに始めただけでも、お店の雰囲気や働き方が合うかどうかで、その後の道は大きく変わります。
貴女もクラブローゼで体験入店をしてみてくださいね♪