高級クラブだけではなく、水商売を始めたばかりの頃は、多くのお客さんは「新しい女性」に注目が集まります。
もはや、水商売だけではありませんね。
なんでもそうです。新しい服、車、本、数々の新商品。
キャバや、クラブなどのお店も同様です。女性を商品化するなんて!という声も聞こえてきそうですが、これは曲げられない事実です。芸能人で言えば新しいアイドルなんかもそうです。
人類は新しいもの好きなんです。
前置きが長くなってしまいましたが、つまりクラブに来店するお客さんも、新人女性というだけで密かに注目をされるというだけで、ここで注目を集めたこと自体が「実力」であっても、「本物の実力」ではありません。
この時点で注目を集めた女性は、まだ一発屋で終わる可能性があるというわけです。
その理由は、お客さんは、まだ貴女のことをよく知らないですし、だから、勝手に良い方へ想像していたりもします。
もちろんお店のスタッフや女性たちも、まだ貴女がどういう人なのかわかりません。
もしかしたら、めちゃくちゃ性格が悪かろうと、この時点ではわかりませんし、仮にだらしなくて行動力のない人であってもわからないというわけです。
つまり、この時点ではいたって好印象の状態で、半分は貴女への期待と、半分は新人特有の注目時期という反応でしかありません。
これを【自分の実力】と強く思い込む女性もいますが、ほどほどに思っておくべきです。
これを間違える女性の大半が、後でしんどい思いをするでしょう。
どうしんどいのかというと、人気を維持できることが相当大変だということを知るからです。
人気には2種類あり
一時的な人気と、認められ続ける人気があります。
入店当初は前者なのです。ですから【本物の自分の実力】なんかではありません。
まだ何も積み上げていないのに、自分はもう選ばれる特別な存在だと思い、胡坐をかいてしまったり…。
お客さんのリップサービスを、自分への確定評価のように受け取ってしまったり…。
多くの場内指名やリクエストを、自分の価値だと思ってしまったり…。
実は、水商売の怖いところって、最初に気分よく持ち上げられるところです。
しかも本人がそのことに全く気づいていないことです。
持ち上げられた瞬間は、誰でも気分がいいかもしれませんね。
悪い気はしませんもんね。
でも、その気分に安易に乗ってしまった女性の中には、自分を磨くことに注力しなくなるかもしれません。
みんなに認められた気になってしまったり…。
お客さんが自分だけの存在によって来ていると思ったり…。
どんな仕事でも、【貴女の実力】として認められるためには、一度や二度褒められることではありません。
入店2~3ヵ月内に褒められることなんて、ありがたく受け取っていいですが、それを自分の実力と思い込むのとはちょっと違うのです。
一発屋なんていたるところで見かけますが、キープし続けられる人はかなり少なくなります。
【本物の実力は成績のキープ力なのです】
それさえ覚えておけば、勘違いすることはなくなるでしょう。
入店当初に、周囲から褒められることなんて、お母さんが子供に足し算を褒めるようなものと同義です…と思っておけばよいでしょう。
つまり、貴女はレベルの高い仕事をしてください。
新人として一時的に選ばれるのではなく、選ばれ続ける(ロングセラー)ことです。
デビュー直後に得られる高揚感は、スタートとしては悪くありません。
ただ、それを実力だと思った瞬間に、真に大事な何かを手にできないかもしれません。

