中国飯店 六本木店は、東京都港区西麻布のオリエンタルビルに位置する高級中華料理店です。1973年に創業し、50年以上の歴史を持つこの店は、本格的な上海料理を日本に紹介する先駆けとしてスタートしました。その卓越した料理と一流のサービスは、多くの著名人や政財界の要人に愛され続けています。この記事では、その歴史、料理の特徴、店内の雰囲気、そして中国飯店 六本木店が多くの人々に支持される理由を詳しく解説したいと思います。
1973年創業、上海料理の草分け的存在か
創業の背景と発展
中国飯店 六本木店は、上海出身のオーナーが日本における本格的な上海料理を広めるために創業しました。1970年代の日本において、中華料理といえば広東料理や北京料理が主流で、上海料理はまだ一般的ではありませんでした。その中で、濃厚な旨味や調味料を巧みに使った上海料理は、瞬く間に多くの美食家の心をつかみました。
グループ全体の成長
現在、中国飯店グループは東京都内に8店舗、名古屋に1店舗を展開する規模に成長しています。六本木店はその中でも旗艦店としての地位を確立し、長い歴史の中で多くの食通から高い評価を得ています。食べログの「百名店」やミシュランガイドでも名を連ね、その品質と実績は折り紙付きです。
料理の特徴
伝統と現代の融合
中国飯店 六本木店では、上海料理の伝統を守りつつも、現代の味覚や食材に合わせた革新を行っています。看板料理である「フカヒレの壺蒸しスープ」は、高品質のフカヒレを使用し、じっくり煮込むことで素材の旨味を最大限に引き出しています。この一皿は、まさに高級中華料理の象徴と言えるでしょう。
フカヒレの壺蒸しスープ
匠の技と一流の食材が織りなす究極の一皿
見た目からして圧倒的な存在感を放つ「フカヒレの壺蒸しスープ」は、中国飯店 六本木店の真髄ともいえる逸品です。このスープには、最高級のフカヒレが惜しみなく使用され、長時間丁寧に煮込まれることで素材の持つ旨味が余すところなく引き出されています。
一口含むと、スープの濃厚な味わいが舌全体を包み込み、フカヒレのプルプルとした食感が贅沢さを一層引き立てます。調味料の選び抜かれたバランスと、シェフの技術が見事に融合し、スープの一滴一滴に特別な風味が宿っています。その美味しさは、まるで素材と調理の芸術の結晶と言えるでしょう。さらに、壺の中で温かさを保ちながら提供されるこの料理は、視覚からも特別感を与え、テーブルに置かれた瞬間に歓声が上がること間違いありません。これは単なるスープではなく、訪れる誰もが記憶に残る「体験」として楽しむことができる一皿です。
上海蟹
特に11月初旬に旬を迎えるこの料理は、濃厚な蟹味噌が特長。蒸された蟹の香りがふんわりと漂い、一口ごとに広がる深いコクは他では味わえない特別な体験を提供します。
北京ダック
皮はパリッと香ばしく、肉はジューシー。特製の甘辛い味噌ソースと共に、細切りのネギや薄餅で包むことで、異なる食感と味わいが完璧なバランスを生み出します。
黒酢酢豚
しっかりとした酸味の中に、黒酢特有の甘みが絶妙に調和。豚肉は柔らかくジューシーで、サクサクの衣が食欲を刺激します。
麻婆豆腐
辛さ控えめながら、豆腐の滑らかな舌触りと熟成された豆板醤の香りが調和し、日本人にも親しみやすい味わいに仕上げています。
デザート
特に人気の杏仁豆腐は、舌の上でとろける滑らかなテクスチャーと上品な甘みが特徴。マンゴー風味や季節のフルーツを使ったアレンジも人気です。
コースメニューと価格
ランチでは5,000円から12,500円までのコースがあり、ディナーでは12,000円のスタンダードコースから40,000円の特別上海蟹コースまで多彩な選択肢が用意されています。これにより、カジュアルな利用から特別な日まで、さまざまなニーズに応えることができます。
評価と実績
- 開業以来、食べログの”百名店”やミシュランガイドで高い評価を受けています。
- グループ全体は東京都内に8店舗、名古屋に1店舗を展開する規模へと成長。
- 2024年時点でも、その品質とサービスは一流と評されています。
VIPのための空間
全体の雰囲気
中国飯店 六本木店の内装はクラシックで高級感にあふれた中華風デザインです。落ち着いた雰囲気を持ちながらも、アットホームさを感じさせる空間となっています。
ホールについて
静寂の中に漂う気品と、洗練された美意識が溶け合うこのダイニングエリアは、まるで芸術作品のように設計されています。一目見ただけで感じるのは、ダークウッドの重厚な家具がもたらす静かな存在感。椅子の背面に施された格子模様のクッションは、職人の繊細な技が光るディテールであり、座る人に優雅さと温かさを提供します。壁面に目を移せば、円形の飾り棚が巧妙に配置され、そこには洗練されたオブジェやアートが控えめながらも確固たる存在感を放っています。壁のテクスチャは単なる装飾に留まらず、光と影が織りなす微妙な表情を創り出し、空間全体に奥行きと落ち着きをもたらしています。
個室について
洗練されたプライベート空間が広がっています。この部屋は、上質な素材と緻密なデザインによって、特別なひとときを演出するために設計されています。まず目を引くのは、部屋全体を温かく包み込む赤いカーペット。深みのある色合いが、高級感と落ち着きを同時に感じさせ、空間全体に豊かな温もりをもたらしています。中央の円卓には、清潔感のある白いテーブルクロスがかけられ、その上には高級感漂う食器と丁寧に折り畳まれたナプキンが美しく配置されています。円卓の形状は、ゲスト同士の親密な会話を促進するデザインであり、食事を楽しむ場としての機能性と美しさを兼ね備えています。このVIPルームは、プライベートな会食や特別なイベントに最適な空間であり、デザインと機能の両方が極限まで追求された「隠れた美のオアシス」と言えるでしょう。
まとめ
中国飯店 六本木店は、歴史ある伝統、革新を取り入れた料理、洗練された店内、そして一流のサービスを兼ね備えた名店です。特別な日や記念日、大切な人との食事に最適なこの空間で、贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。訪れるすべての人々に忘れられない体験を提供する中国飯店 六本木店。あなたもぜひ、その特別な魅力を五感で堪能してみてください。