隠れ家的な割烹料理店で味わう極上の一皿
六本木の路地裏にひっそりと佇む『いさご家』は、創業以来、多くの人々に愛され続けている老舗の割烹料理店です。訪れる人を魅了するのは、四季折々の食材を活かした美しい料理と、落ち着いた和の空間。静かな時間を過ごしたい特別な日にぴったりの場所です。
歴史とともに積み重ねた「おもてなし」の心
1987年の創業以来、いさご家は地元の人々や著名なゲストに親しまれてきました。特に、料理長が厳選した国産の天然魚介や無農薬野菜を使った割烹料理が人気で、旬の味覚を最大限に引き出す丁寧な技が光ります。
一つ一つの料理は、華やかな見た目以上に味わい深く、「また訪れたい」と思わせる温かさを感じます。食材の質はもちろん、味の細部にまでこだわり抜かれた一品一品が、訪れる人の心に残るのではないでしょうか。
店内の雰囲気
和の趣を大切にした癒しの空間
いさご家の店内は、まるで別世界に足を踏み入れたような、和の伝統美が漂う落ち着いた空間です。
店内に一歩入ると、都会の喧騒から解き放たれ、静かな時間が流れるのを感じることでしょう。磨き上げられた木製のテーブルや、程よく柔らかな照明が温かみを演出し、心地よい和の空間に惹きこまれます。
壁には日本の伝統的な格子が取り入れられ、視覚的に和の美意識を感じさせるだけでなく、隣席との程よい距離感を保つ工夫もされています。座敷席、カウンター席、テーブル席がバランスよく配置されており、訪れる人たちのニーズに合わせてさまざまな場面で利用できるのも魅力です。特別な日のお祝い事や接待、あるいは一人の時間を静かに楽しみたい時など、あらゆるシーンに適した空間だと思います。
特に印象的なのは、店の玄関口にかかる真っ白な暖簾です。この暖簾は、単なる出入り口のしるしではなく、「ここから特別な時間が始まる」という象徴のように見えます。暖簾をくぐった瞬間から、非日常の空間へと誘われる感覚が訪れる人を包み込みます。このような日本の文化が心を捉えているのも人気の理由ではないでしょうか。
また、手書きの筆文字メニューが壁に掲げられているのも、いさご家ならではの温かみを感じさせるポイントです。近年はデジタル化が進んでいる中で、手書きの文字が与える安心感や、料理に込められた心のこもったおもてなしが伝わってきます。一つ一つの料理に対する職人の思いを、筆文字を通して感じ取ることができるのは、訪れる人たちにとっても嬉しい演出の一つです。
さらに、店の随所には季節を感じさせる装飾が施されており、訪れるたびに異なる雰囲気を楽しめるのも魅力です。玄関周りには手入れの行き届いた植栽が並び、春には桜、夏には緑の涼しさ、秋には紅葉、冬には松の装飾が見られるなど、四季折々の自然の美しさが店全体に調和しています。
黒い木製の格子戸と、筆文字で描かれた看板も、伝統的な日本家屋の雰囲気をしっかりと演出しています。このような細部までのこだわりが、店の品格を物語り、訪れる人に「また来たい」と思わせる要因の一つです。
いさご家の店内は、単に料理を楽しむ場所ではなく、空間そのものがもてなしの一部として大切にされています。目で楽しみ、心で感じ、体全体で癒される。
特別な時間が、いさご家には流れているのです。
おすすめ料理
季節を感じる一皿を楽しむ
いさご家の料理は、旬の天然素材を最大限に生かしたメニューが揃っています。特に人気のある料理をいくつかご紹介します。
九州産ふぐ
冬の味覚を存分に味わえる極上の逸品
九州から取り寄せた新鮮なふぐは、透明感のある身が特徴です。
刺身にしたふぐは、見るからに美しく、その薄く引かれた身が、皿の上でまるで芸術作品のように並べられ、一瞬どこから箸をつけていいか迷います。口に含むと、弾力のある歯ごたえとともに、淡い甘みがじんわりと広がり、噛むほどに旨味が増してくる感じが忘れられません。
また、ふぐの唐揚げは、外側がサクッと香ばしく、中はふんわりと柔らかい仕上がり。
揚げたての熱々を頬張ると、ふぐ本来の旨味が口の中に溢れ、特製のポン酢をつけることで、さらにさっぱりとした後味に変化します。正直これはやめられません。
寒い季節には、ふぐ鍋もおすすめです。
昆布の出汁に、ふぐの旨味がじっくりと染み出し、具材として加える野菜との相性も抜群なんです。食べ進めるごとに深みを増すスープが、冷えた体を芯から温めてくれるようです。ふぐの締めには、雑炊にしてくださり、最後まで贅沢で豊かな味わいを堪能できます。
かわはぎ刺身
濃厚な肝で楽しむ季節限定の美味
旬の時期にしか味わえないかわはぎの刺身は、特別な気持ちにさせてくれる一皿です。
その新鮮な白身は、ほんのりと透けるような美しい色合いで、独特の歯ごたえが魅力です。刺身を一口噛むと、ぷりっとした食感とともに、上品な旨味が口の中に広がります。
特筆すべきは、かわはぎの肝。この濃厚な肝を醤油に溶かし、刺身につけていただくと、肝のクリーミーなコクが加わり、まろやかな風味に変化します。日本酒との相性も抜群で、酒の肴としても重宝される一品です。同伴出勤前に飲みすぎないように気を付けないいけません。うっかり飲みすぎると大変です。
旬の時期を逃さずに楽しみたいなら「かわはぎの刺身」をオススメします。特別な味覚体験ができるはずです。
明石蛸（たこ）のやわらか煮
職人技が光る絶品煮物
明石産の新鮮なタコを使用し、時間をかけてじっくり煮込んだ「やわらか煮」は、いさご家を訪れるならぜひ味わいたい逸品だと思います。
タコは、噛むとしっかりとした弾力を感じつつも、口の中でホロリとほどける柔らかさに仕上げられています。煮汁には、タコの旨味が余すことなく染み込んでおり、一口ごとにその深い味わいを感じることができます。
煮物の味付けは、甘さ控えめの上品な醤油ベース。噛むほどに、タコの旨味と煮汁の風味がじんわりと広がり、家庭料理とは一線を画すプロの技を実感できますよ。
加賀茄子味噌焼
素朴でありながら奥深い味わい
石川県の特産である加賀茄子を使用した「味噌焼」は、シンプルながらも素材の良さを最大限に引き出した料理です。
加賀茄子は、一般的な茄子よりも肉厚で、焼くことでその柔らかさと甘みが引き出されます。香ばしく焼き上げた茄子に、特製の味噌をたっぷりと塗り、さらに焼き上げることで、味噌の甘辛い風味が茄子の旨味を一層引き立てます。
一口頬張ると、茄子のトロリとした食感と味噌の香ばしさが口いっぱいに広がり、素朴でありながらも奥深い味わいを感じることができます。本当に美味しいです。
すずきの唐揚げ
夏の爽やかな一皿
夏の旬魚であるすずきを使用した唐揚げは、サクサクの衣とジューシーな白身のバランスが絶妙です。
揚げたての唐揚げに、レモンを軽く絞ると、爽やかな酸味が加わり、暑い夏の日にもさっぱりと楽しめる一品に。すずきの白身は、淡白ながらもしっかりと旨味があり、揚げることでその美味しさが際立つのか、それとも、いさご家ならではなのでしょうか。夏には絶対に食べておきたい逸品です。
軽い食感の衣が、魚の繊細な味を邪魔せず、口の中でふわりと消えるのも、この唐揚げの特徴ですよ。
蒸しあわびと夏野菜
見た目も華やかな一皿
三陸産の新鮮な鮑（あわび）を使用し、季節の夏野菜とともに蒸し上げた料理です。
鮑は、蒸すことで硬くなりがちな身が柔らかくなり、コリコリとした食感をしっかりと残しつつ、旨味を閉じ込めた一品に仕上がります。これはプロのシェフならではの調理技術だと思います。
付け合わせの夏野菜は、彩り鮮やかで、テーブルに並ぶと一気に華やかです。特製の梅肉ソースが、鮑のコクと野菜の甘みを絶妙に引き立て、爽やかな後味が記憶に残ります。
同伴のお客がいる席では、目でも楽しめるこの一皿が、会話が弾むスイッチに！
お酒の楽しみ
料理に合わせたペアリングも魅力
いさご家では、日本酒をはじめ、焼酎やワインも豊富に取り揃えられています。料理に合わせてスタッフが提案するお酒のペアリングは、食事の楽しみをさらに引き立ててくれると思います。
特に、日本酒の限定品は季節ごとに変わるため、お酒好きのお客様からも好評です。ただ日本酒は注意をしないと酔いがまわりやすいんですよね。
特別な時間を演出する理由
いさご家が選ばれる理由は、料理の質の高さだけではありません。
細やかなサービスと落ち着いた空間が、訪れる人たちにとって特別な時間になるのだと思います。
「ここなら安心して大切な人を連れてこれる」という信頼感があるからこそ、接待や大切な食事の席に選ばれるのだと思います。スタッフの丁寧な対応も魅力の一つで、訪れるたびに心地よさを感じられる店です。
アクセス情報
いさご家は、六本木駅から徒歩2分というアクセスの良さも魅力です。少し路地に入った場所にあるため、六本木の喧騒を離れ、美味しい時間を楽しむことができます。
- 住所：東京都港区六本木3-13-3 プチビル 1F
- 電話番号：03-3402-0288
- 営業時間：
- 月～金：17:00～24:00
- 土・祝：17:00～22:30
- 定休日：日曜
まとめ
六本木の名店『いさご家』は、和の趣を大切にした割烹料理店です。
季節ごとの旬の料理、和の美意識が感じられる空間、そして行き届いたサービスが、訪れる人々に心に残る体験を提供してくれます。
特別なひとときを過ごしたい夜に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
