店内環境に早く慣れることで、気持ちが安定し、収入にも良い流れが生まれやすい
店内環境に早く慣れることは、それまでどんな仕事をしてきたかにも関係しますが、やはり性格の影響も大きい気がします。お店での空気に馴染みやすい人がいる一方で、ある程度の日数が経ってもどこかぎこちなさが抜けず、自分だけ少し浮いているように感じてしまっている…。そんな人もいると感じます。こればかりは、努力とか、頑張るとかだけで片づけられない部分もあるはずです。
もちろん、お店としては時間がかかっても問題ありません。無理に急がせたればいいわけでもありませんし、ゆっくり慣れていけばいいという考え方があります。ですが、本人の中でなかなか接客業の手応えが持てないままだと、気持ちが下がってしまうというのはありそうです。つまり早い話、『お店に慣れないから、つまらなく感じ始める』、もしくは『つまらなく感じているから、お店に慣れない』。どちらにせよ「楽しい」という感覚が、仕事をするうえで視点を明るいもににしてくれることでしょう。この視点の明るさがかなり大事だと思いますが貴女はどう思いますか?
仕事が楽しいと思える瞬間は人それぞれですが、ある女性は、場内指名がもらえたとき、またある女性は同伴が決まったときなど、接客や、日ごろのやりとりがきちんと結果につながったと感じられたときに、この仕事の面白さがわかったそうです。そこから自分がここにいる意味とか、目に見える数字や反応が積み重なってきて「自分の存在がお店の売上につながっている」自分はただ座っているだけではない、ちゃんとやれているとか。そう思えた瞬間に、気持ちが温かく和らぐと思います。
この感覚はとても重要だと思います。
このようなことは、ものすごく大げさな感動ではなく、むしろ、ほんの少し気持ちが軽くなる程度かもしれません。けれど、その小さな感覚が、次につながってくると思います。
そして、気持ちに余裕が出てくると、不思議なくらい動きやすくなります。たとえば今までは周りを見るだけで精一杯だったのに、少し先のことまで考えられるようになったり。どうすれば次につながるか、どう振る舞えば無理なく結果が出やすいか、自分なりの流れを作ろうと意識し始めたり。ここで初めて、やる気というものが無理のない形で生まれてくるのだと思います。
このやる気は、根性論のようなものではありません。
頑張らなければと自分を追い込むことでもないはずです。自分の動きが結果につながるとわかったから、自然と前を向ける。今回はこういうことにチャレンジしてみよう、こういうアプローチで反応を見てみようなどと思える。そういう小さな前向きさが、どんどん育っていくと思います。
結果として、それが高収入アップや高収入維持にもつながりやすくなると思います。気持ちが安定しはじめ、自分なりのリズムが見えてくると、必要な行動を意識せずとも積み重ねやすくなります。結局のところ、早く馴染むことの本当のメリットは、居心地が良くなることだけではなく、自分の中の気持ちの重さが減り、その先の結果まで変わっていくことなのだと思います。
収入を安定させながら、自分らしい生活リズムを崩さずに働くための現実的な考え方
たとえば、夜のお仕事とのダブルワークを考えるとき、手間をかけずに「お金を稼ぎたい」、できる限り「効率よく収入をつくりたい」などだと思います。その根本的な理由は、なんといっても生活をよくしたいということではないでしょうか?ですので、なにかアルバイトしようかな~と探しているうちに、「水商売」に興味を持つのは、ごく自然なことだと思いますし、むしろ正直な入り口だと思います。ですので、最初から強い覚悟や熱意がないというわけではありません。
ただ、実際に働き始めると、そこで少し気持ちが揺れる女性もいます。
感じ方は人それぞれですが、たとえば「思っていたより気を使うなぁ」とか、「思っていたより人との関わりが濃いんだなぁ」とか、「思っていたよりも自分のコンディションが関係してくるんだなぁ」とか。そういう現実に感じたときに、「あれ、けっこう簡単な仕事じゃなかったんだな」と感じるかもしれません。人によっては「誰でもできる仕事だろう」と思っていたけれど、ちょっと違った…。
というのも、この仕事は、人間関係ありきで、自分の持ち味ありきの人気商売です。何となく出勤して、何となく座っていれば「成立」するような仕事と言い切れません。少ししんどい言い方に聞こえるかもしれませんが、接客自体が決して難しい仕事ではないのに、実際に、数字を意識する必要性があることがわかってくると、人によっては「意外と手を抜ける瞬間がない仕事だな」と感じるかもしれません。つまりここで向き不向きの岐路に分かれる人がいます。
多くの女性を見ていて、気が付くことは、安定して稼ぎ始めた女性は、どこかのタイミングで考え方を切り替えているのを感じます。
これは最初の、ラクに稼げたらいいなという気持ちを否定するわけではありません。なにせ、ラクして稼いでいる女性もいるのですから、その根本を否定などはしません。伝えたいことは「ラクをするためにより高度な考え方に切り替える視点と意識を持つのが結果的に、ラクに繋がる」というものです。
そこから先、もう一段だけ現実に合わせて頭を切り替えていると言えそうです。言い方は少しくだけていますが、結局は「やるしかね~な」といい意味で腹をくくれた女性が強いのだと思います。無理に前向きになったわけでもなく、気合いで押し切ったわけでもなく、こういう仕事なんだから、そういう仕事としてやっていこうと受け入れた人です。
この切り替えができると、不思議と生活の流れも落ち着いてくると思います。たとえばそれまでは、気持ちのどこかで抵抗しながら働いていたかもしれません。その抵抗感をなくすことで、出勤も、準備も、連絡も、全部が少しずつ無理のない形に流れていきます。人によっては、この仕事が浮いて見える感じが減っていく感覚を覚えるかもしれません。このような感覚になると、自分らしいリズムで働くという感覚がようやく出てくると思います。
そして、その状態のほうが、結局は収入も安定しやすいはずです。ラクをしようとして動くよりも、やるべきことをやると決めて動いたほうが、回り道に見えて実はいちばん効率がいいと思います。
たぶん大事なのは、この仕事をきれいごとで考えすぎないことです。最初はラクそうだからでもいい。でも、続けるなら、どこかで現実に合わせて整えていく。その切り替えができたときに、収入の安定と私生活の安定がようやく同じ方向を向き始めるのだと思います。
